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「海燕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

海燕の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ラーの『言語学講義』一八八二年板、二巻五八六頁、王士※の『香祖筆記』十。〈西施舌海燕の化すところ、久しくしてすなわちまた化して燕と為る〉)、その肉が鳥の形に似る....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のうちに掃きすてているのである。 多くの船隊は莫大《ばくだい》な費用をかけて、海燕やペンギンの糞《ふん》を採りに、南極地方へ送り出される。しかるに手もとにある....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
から生え伸びているほどで、屋根は傾き塗料は剥げ、雨樋は壊れ落ちて、蛇腹や破風は、海燕の巣で一面に覆われていた。 そうした時の破壊力には、えてして歴史的な、動か....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
が、今は猶予している場合でない。市郎は其綱の片端を自分の胴に緊と結び付けて、海燕の巣を猟る支那人のように、岩を伝って真直に降り初めた。岩は殆ど峭立ったように....
海にふぐ山にわらび」より 著者:北大路魯山人
実に日本の最高美食としての好一対であろう。中国でやかましい燕巣の料理、すなわち、海燕の巣なるものも、日本のところてんを水に浸したようなもので、別に味はないが、こ....