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消えす
「消えす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
消えすの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
んから立つ湯気《ゆげ》が電燈の光の中に多様な渦紋《かもん》を描いては消え描いては
消えするのを見つめていた。
しばらくしてから葉子は物うげに深い吐息を一つして、....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
っている。白波がかすかな潮の香と音とをたてて、その足もとに行っては消え、行っては
消えするのが見え渡る。 帆がおろされた。船は海岸近くの波に激しく動揺しながら、....
「はつ恋」より 著者:神西清
しは、何かしら微かな照返しが、わたしのいる部屋の中へ、絶えず射しては消え射しては
消えするのに気がついた。……わたしは身をもたげて、窓をながめた。神秘めいてぼんや....