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液体空気
「液体空気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
液体空気の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
この実験は零度以上の温度で行われたのであるが、パウルとプラルの方の実験の一部は
液体空気の沸騰点(零下一九五度)で行われた。そうしてスタフィロコッケン(Stap....
「人間灰」より 著者:海野十三
いう不気味な建物だったろう。本署の台帳によってみると、この空気工場の営業品目は、
液体空気、酸素ガス、ネオンガス外数種、それに気球ということであったが、その一風変....
「知と疑い」より 著者:寺田寅彦
りまえである。それだから一に一加えて二にならぬ事を知る人が少ない。 ある老人に
液体空気の事を語る。老人いわく「空気が水になるのは何も珍しい事はない。夏コップに....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
なった穴が開いていたのを認めた。それは一見焼け焦げのようで、それとは違っていた。
液体空気の実験を見た者は誰でも知っている通り、
液体空気の甚しい低温はそれに触れた....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
らかにした。 「そうなんだ支倉君、まさにその水銀なんだよ。ところで、潜航艇に使う
液体空気の中へ、水銀を漬けておくと、それが飴状になるので、何かの先に丸い槍形を作....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
で作った箱で、中に酒精を満たし、その中に銅の蛇管《じゃかん》を挿入し、蛇管の中に
液体空気を通して酒精を冷すのである。この銅箱の底は下の木箱内に露出している。 ....
「雪を作る話」より 著者:中谷宇吉郎
る中《うち》に明けてしまった。次の冬にはもっと小型の銅箱を作って、それを内部から
液体空気で零下二十度位まで冷して置いて、その上に暖い水蒸気を送って見た。完全な六....