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液状
「液状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
液状の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
ヒーはコーヒー沸しの底にじっとしてなくなったのだ。そこへちょっとした力が働いて、
液状《えきじょう》のコーヒーは、コーヒー沸しの口から、にょろにょろと外へはいだし....
「凍雨と雨氷」より 著者:寺田寅彦
り上層の雨滴が下層の寒気に逢うて氷点下に冷却され、しかも凝結の機縁を得ないために
液状で落下し、物体に触れると同時に先ず一部が氷結し、あとは徐々に氷結するのである....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
である。)サイフォンといわれている家庭用炭酸水製造器に、拇指よりも小さいボンベに
液状となって使用されている。けれども一酸化炭素も液化出来ない事はない。空気中一%....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
それは氷柱《つらら》であって、雪にはならない。凡てわれわれが普通に知っている氷は
液状の水が凍ったものであるが、この種の氷は雪にはならないのである。 雪は水が氷....
「雪雑記」より 著者:中谷宇吉郎
硝子板の上につく。ところが唾は氷点が低いと見えて、暫《しばら》くは過冷却の状態で
液状の微滴のままになっている。そこで今一本のマッチの軸の頭を折ったもので結晶を吊....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
に瞬時の変形と生成とを以て、私たちを驚かしたか。この化学の魔法は。 あの鈍色の
液状のパルプが、次の機械へ薄い薄い平坦面を以て流れて落ちると、次の機械では、それ....