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涼み船
「涼み船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
涼み船の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
とも池の端《はた》とも片のつかない渚《なぎさ》の景色《けしき》なんですが、そこへ
涼み船が一|艘《そう》流れて来ました。その船の形好《かっこう》は夜でよく分らなか....
「明治大正美人追憶」より 著者:長谷川時雨
の芸妓|小川小三《おがわこさん》である。水戸《みと》の武田耕雲斎に思われ、大川の
涼み船の中で白刃《はくじん》にとりまかれたという挿話《そうわ》ももっている。 ....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
じてやろうと考えたのである。 大川端の方へ行く。やがて、厩河岸をぶらぶらゆく。
涼み船、涼み床几。水の上も岸の上も、夏をたのしむ和やかな人影ばかり。お袖の影も、....