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「淫祀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

淫祀の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
き宛所《あてどころ》が亡われおわりては、ないよりは優れりという心から、いろいろの淫祀を祭り、蛇、狐、天狗、生霊《いきりょう》などを拝し、また心ならずも天理教、金....
田園の幻」より 著者:豊島与志雄
その醜悪な肉体が、やがてどこかへ運び去られると、その跡に黒い影が立ち上ってくる。淫祀とも言える祠が乗っかってる大きな岩、側に聳え立ってる杉の古木、その全体の背景....
迷信解」より 著者:井上円了
誠心誠意より出ずる信仰作用なれば、排斥するに及ばざるも、不正当なるものはいわゆる淫祀に属するものなれば、大いに排斥せなければならぬ。淫祀とは一口にいわば、道理に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
しい勢いで世間の若い男女のあいだにひろまっているとも近ごろ聞いておる」 「つまり淫祀邪教と仰せられますか」 「もちろんだ、さもなくて、わずかなまに、立川流などと....