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深海魚
「深海魚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
深海魚の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
底はそんなものは見付からないだろう。お目に懸れるのは、骸骨に、腐った鉄材、それに
深海魚ぐらいのところだろうよ」 「いや、必ず持って来てやるよ、はははは」 談笑....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ると、あの三人は、完全に僕の指人形になってしまうのだよ。いまに見給え、あの三匹の
深海魚は、きっと自分の胃腑を、僕の前へ吐き出しにくるに相違ないのだから」とそれか....
「二重心臓」より 著者:夢野久作
御相談は、何もかも来月の十日|過にお願いしますわ」 ハッと感激に打たれた江馬は
深海魚のように眼を丸くして呉羽の顔を凝視した。口をアングリと開けて棒立ちになって....
「海底都市」より 著者:海野十三
っていますよ。だってこの町では、下へさがればさがるほど魚はないんですからね」 「
深海魚《しんかいぎょ》ならいるんだろう」 「いえ、そこには第一水がなくて土と岩石....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
、話して下さい」 「だんだんあたりが暗くなります。そしてふつうの魚はいなくなって
深海魚《しんかいぎょ》ばかりになります。いろんな
深海魚は気味のわるい形をしたお魚....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
はないから、この際益々困り物というわけだ。 この船の料理方の大和は船底のボス、
深海魚のような男であった。彼は海の浮浪児だった。子供の時に密航を企てて外国船に乗....