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混一
「混一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
混一の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
おいて別に困難を覚えず。しかれども実際においてはまったく反対なり。世にはとうてい
混一すべからざる国民あり。現にイタリアの国民的精神は今日正に激動するにあらずや。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
語あり。ここに見えた千石少弐の行いと多少違うから、千少と僭上ともと別で後《のち》
混一されたものか、ただしは僭上なる字を知らぬ人がたまたま千石少弐の行いを見聞して....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ら云えば、無論凡ての国民が「軍人」なのではない。併しそれが挙国皆兵の理想によって
混一させられているのである。
こうした制度上の理想と市民社会の現実との間の一種....
「ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
うモティフも、おのずと生れて来たわけで、画法の変遷と、モティフの興廃とは有機的に
混一しているものである。徳川中期以前はつまり、その画法なり画的興味なりが、むしろ....
「政事と教育と分離すべし」より 著者:福沢諭吉
前論をもってすでに分明ならん。然らばすなわち、この活溌なるものと緩慢なるものと相
混一せんとするときは、おのずからその弊害を見るべきもまた、まぬかるべからざるの数....