添物[語句情報] »
添物
「添物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
添物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一つの芽生」より 著者:宮本百合子
そして、一週間ほど前に、「あぶないからおやめ」と注意したにも拘らず、彼が冷肉の
添物のサラダをたくさん食べたという事実を知ったとき、彼女の心には或ることが閃いた....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
うと想像せられる。紀州家の当主は、まず何を措いても、所蔵の書画骨董にこんな逸話を
添物にして残しておいてくれた、祖先頼宣に対して感謝しなければなるまい。 頼宣が....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
いていると、そこへ美沢が現れて、 (君とも会わないよ!)と、何か新子を清算するお
添物のように、あっさり片づけられてしまうと、美和子は口惜しくて仕方がなかった。 ....
「日記」より 著者:宮本百合子
ならない。 人が長い病気や苦しみの後、死ぬると、その死にともなった感じは複雑な
添物があって理屈がつく。然し、たった一年ほか生きなかった子が、急に、木の葉が震え....