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「清高〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

清高の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
端午節」より 著者:井上紅梅
ねてしばらく話をした、彼はわたしが給金を請求せぬことや、直接受領せぬことを非常な清高な行いとして賞讃したが、わたしが五十円融通してくれと申込むと、たちまち彼の口....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
望が発現するときには、たちまちその氷の肉体からは、五彩の陽炎が放たれ、その刹那、清高な詩の雰囲気がふりまかれそうな観も否めないのだった。 しかし、ウルリーケの....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
もの疎林を。 そうしてまた暗い谿谷の中腹の白く輝く白樺を。 何という処女林、清高な、犯し難い、しかしまた永遠の神性。 私はまた想像した、雪に埋れ、氷に閉さ....
三国志」より 著者:吉川英治
れた。 諸葛恪は、血からいえば、孔明の甥にあたるものである。資質聡明、声は甚だ清高であったといわれる。幼時から夙に、神異の才をたたえられ、その六歳の時に、こん....
私本太平記」より 著者:吉川英治
。 とある、その古御堂か。 そしてここには、鎌倉の下知状によって、隠岐ノ判官清高が、帝のお身がらを引き継ぐため、大小幾十そうの船を艤して、早くから待っていた....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た。いやどうも、えらくおきびしいご質問やお調べでして」 それは隠岐ノ判官佐々木清高なのだった。何事か、幕府の召しによって、遠い島から急いで来たのらしい。 隠....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
いただろうと思う。 帝の流されてゆく隠岐ノ島の地頭も、道誉とおなじ佐々木同族の清高だった。当時、佐々木系の族党は、近江本国から武蔵、相模、三河、出雲、備後にま....