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済生会
「済生会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
済生会の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
を受け、寺院では増上寺、泉岳寺等も爆撃された。 病院では、慶応病院、鉄道病院、
済生会病院、松沢病院、青山脳病院、名古屋城北病院、県立脳病院など。 学校では慶....
「刻々」より 著者:宮本百合子
後一時頃やっと決心したらしく主任が来た。 「じゃもうすぐ入院するようにしるから」
済生会病院へ行くことになった。特高が、フラフラの目を瞑《つぶ》っている今野を小脇....
「小祝の一家」より 著者:宮本百合子
原因で、悪性の中耳炎になった。勉は脳膜炎をおこすほどになったとき警察から、施療の
済生会病院へ入れられた。そこでは軍医の卵が、一々そこを切れ、あすこをつめろと教え....
「駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
ろう乎。が、之まで較やもすると浮浪人扱いされた文人の収入を税源にしようというは、
済生会の寄付金を勧誘されたような気がして名誉に感じるが、芸術税というは世界に比類....
「ますます確りやりましょう」より 著者:宮本百合子
人』編輯後記に短かく報道されていますが、中耳炎になった彼が警察から入院させられた
済生会病院は、ブルジョア慈善病院らしくろくな手当てもしないばかりか、病がすすみも....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
中の長藤君は古谷氏の話を聞いて狂喜しさっそくこの旨を既報“人生紙芝居”のワキ役、
済生会大阪府支部主事田所勝弥氏(四八)、東成禁酒会宣伝隊長谷口直太郎氏(三八)に....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
閑地は広々としているのである。私たちはやむをえず閑地の一角に恩賜《おんし》財団|
済生会《さいせいかい》とやらいう札を下げた門口《もんぐち》を見付けて、用事あり気....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
工であったが、煙の都の空気が悪いのでついに肺病となり、もう二ヶ月以上も臥ていた。
済生会に行くのも恥しいし、町の医者に診察してもらっていた。しかし恐ろしくたくさん....