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渡し銭
「渡し銭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
渡し銭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
したい気持であった。同時に、金さえあれば、大概のことは片がつくらしい次の時代への
渡し銭にもと思ったのだ。
彼らは身銭をきって渡った。そして、渡ってしまって、つ....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
て、飛騨の高山越をいたす心でございますから、神通川の川上の渡しを越える、その頃の
渡し銭は僅か八文で、今から考えると誠に廉いものでござります。無暗に駈通しに駈けま....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
のけた。 「なにさ、今すぐ解るこったが、飛脚を立てるなら三途川《さんずのかわ》の
渡し銭を持たしてやらなくちゃなるめえって寸法よ。なあ三吉、手前も合点長屋の巣立ち....