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温々
「温々〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
温々の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「イオーヌィチ」より 著者:神西清
まされたような状態だった。気持はもやもやしていたが、それでいて妙にうれしいような
温々とした気分で、しかもそのいっぽう頭の中では、何やら冷やかな重くるしい片はしが....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
だぞ」と、セルゲイが合の手を入れる。 「そりゃ勿論、せめてあのおみ足に、もそっと
温々した靴下でもお穿かせ申したらなあ、そうなりゃあ、これほどのお悩みもあるめえに....
「霜凍る宵」より 著者:近松秋江
すべての欲求を犠牲にして出来る限りのことを仕尽して来ているのではないか。ああして
温々とした寝床などをしているのに、自分はどうかといえば、これから宿に帰って冷たい....