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測器
「測器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
測器の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
意された。 また海底調査隊員十一名が持って行く品物も集められた。それは諸々の観
測器具を始めとし食糧、飲料、工具、通信器、照明灯などの外にダイナマイトと水中鏡も....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
虚無」からの創造/スカンジナビアの創造に関する詩 ※ 時間算定の実用価値/時の計
測器としての太陰/時間計測の目的に他の天体使用/長い時間の諸周期/カルデア人の観....
「グスコーブドリの伝記」より 著者:宮沢賢治
リ火山 二人は次の朝、サンムトリの市に着き、ひるごろサンムトリ火山の頂近く、観
測器械を置いてある小屋に登りました。そこは、サンムトリ山の古い噴火口の外輪山が、....
「感覚と科学」より 著者:寺田寅彦
しかし、修練による人間そのものの進化によって救われないものであろうか、要するに観
測器械としての感官を生理的心理的効果の係蹄から解放することが、ここに予想される総....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
は大学の理科の先生たちはたいてい休暇でどこかへ旅行していて留守であった。気象台の
測器検定室の一隅には聖母像を祭ってあって、それにあかあかとお燈明が上がっていた。....
「小浅間」より 著者:寺田寅彦
活動の影響のためにいくらかでも移動するかどうかを験出しようというのである。 観
測器械を入れたテントのそばには無線電信受信用のアンテナが張ってある。毎日午前十一....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
いられる器械に就いて、丁度いい説明を与えている。量子現象に於ける光量子の役割は観
測器械としての夫であるが、それが人間主観の感覚器官の作用を補足するにあるにしても....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
洞穴の中には、二十箇のランプが、いつもともっています。そこには、望遠鏡や、天体観
測器や、そのほか、天文学の器械が備えてあります。 この島の運命をつかさどってい....
「言語と道具」より 著者:寺田寅彦
して科学の発達の歴史はある意味においてこの道具の発達の歴史である。 古い昔の天
測器械や、ドルイドの石垣などは別として、本当の意味での物質科学の開け始めたのはフ....
「方則について」より 著者:寺田寅彦
ではあるまい。日常普通の問題にこれを応用して少しも不都合はないはずである。精巧な
測器が具備している今日でも、場合によって科学者が指や歩数をもって長さを測る事を恥....
「寒中滞岳記」より 著者:野中至
経験者なき事柄のみなれば、大抵自ら考慮を回《めぐ》らさざるべからず、殊《こと》に
測器の装置、荷物の搬上する道筋の撰択等自ら踏査を要するが如き、古《いにし》えより....
「上海」より 著者:横光利一
する縞の中で、人々の口が爆けていた。棉の塊りは動乱する頭の上を躍り廻った。礫が長
測器にあたって、ガラスを吐いた。カーデングマシンの針布が破れると、振り廻される袋....
「テレビの科学番組」より 著者:中谷宇吉郎
ず、日本の教育テレビの科学番組は、がいして、内容にこくがない。いろいろな機械や、
測器などを並べて、これで何を測るなどといってみても、そういうことで、科学知識を普....
「指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
にあるように、「フランクリンが電光の研究をして以来、その後の火花の研究は、電気計
測器の発達につれて、電圧、容量、抵抗その他計測しうる量に関する研究が先立ち、火花....
「硝子を破る者」より 著者:中谷宇吉郎
仕方ないとして、全く不必要に窓硝子を大半壊している。大型の器械は、中の真空管だの
測器だのという部分品だけを盗《と》って行ったようである。一番不可解なことは、それ....