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「湯口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

湯口の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の靴」より 著者:横光利一
左衛門の妻女が持たせてくれたという食用の黄菊の花を沢山袋につめて来たので、温泉の湯口の熱湯で茄でて食べる。妻は番頭が持って来た新九谷の茶器の湯呑が気に入ったとい....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
道後の湯は神社か寺の本堂の如く浴槽は何となく陰鬱で、あまり清潔な気はしない。湯口から落ちてくる湯に肩をたたかせようとするものが順番を待つために行列をしていた....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ッついているせいか、どれも白くおぞんでいて、湯の水も白いように見えるが、流れ出す湯口を見ると無色透明で入浴の度毎に飲むと利《き》き目があるということだから、お雪....
岩魚」より 著者:佐藤垢石
らかに笑ってはっきりとは語らぬが、三、四年前の晩春の夜半に、それらしい姿を浴槽の湯口のあたりに、幻のように、わが視線に映じたこともあったと答えるのである。その言....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
摂津有馬の温泉には、人が近くへ寄って大声で悪口をいうと、忽ち湧き上るという小さな湯口があって、これを後妻湯と呼んでおりました。うわなり 野州の那須の温泉でも、....
学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
国空知郡 ホロカアシュペッ(却流ノ立川) ※石狩国夕張郡 ホロカユーパロ(却流ノ湯口川)シーホロカペツ(却流川登川村の原名) ※(却流ノ箱川)ホロカアーラ(却流....