湯場[語句情報] »
湯場
「湯場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
湯場の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
ら砂を押し流して来るまでは、河の流れがまるで違った見当を通っていたので、あすこへ
湯場《ゆば》を新築するつもりであったのだと云う。河の流れが一雨《ひとあめ》ごとに....
「岩石の間」より 著者:島崎藤村
て来た。岡の上から見ると中棚鉱泉とした旗が早や谷陰の空に飜《ひるがえ》っている。
湯場の煙も薄く上りつつある。 桜井先生は高瀬を連れて、新開の崖の道を下りた。先....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
、すこし白く濁った川に随いて、谷深く坂道を上るように成る。川の色を見ただけでも、
湯場に近づいたことを知る。そのうちに、こんな看板の掛けてあるところへ出た。 ....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
、這入ってお出でなさい」 幸「初めてで勝手が知れぬから、代りばんこに気を付けて、
湯場は危険だから」 由「そう
湯場働というのがあります、
湯場を働くに姿を変えてとい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
シタガ、同所留守居ノ神尾藤右衛門、御徒目附《おかちめつけ》石坂清三郎、評定所同心
湯場宗十郎等ガ中ヘイリテ、段々八太郎ガ不礼ノ段ヲ詫《わ》ビルカラ、大草ヘモ云ワズ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
三の高僧連の遊錫《ゆうしゃく》のあとを記録にとどめているに過ぎないし、物を温むる
湯場《ゆば》も、空が冷えれば、人は逃げるように里に下る時とところなのですから、あ....
「山の湯雑記」より 著者:折口信夫
も、又道に沿うて居る奥羽本線の汽車からでも、ほんの一丁場と言ったところに、赤湯の
湯場がある。青田の中で、ちょっとした岩山の裾によった処である。上ノ山をもう一層鄙....
「今戸心中」より 著者:広津柳浪
善吉は足早に吉里の後を追うて、梯子の中段で追いついたが、吉里は見返りもしないで下
湯場《しもゆば》の方へ屈《まが》ッた。善吉はしばらく待ッていたが、吉里が急に出て....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
へ三里入ると温泉がありますから、商いながら参りましたが。其の頃は開けませんから、
湯場も鶴の湯と川原の湯と二ヶ所で、宿屋もあります。其の中に吉見屋という宿に泊りま....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
い運命だから、なさけない。霧の火口に見切りをつけ、御神火茶屋から数百米のところに
湯場と称して、自然噴出の蒸気を利用したムシブロがある。これを見物に行きました。岩....