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湯煮
「湯煮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
湯煮の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老狸伝」より 著者:佐藤垢石
の珍味に酔うたのである。 月の輪熊の方は、その翌日とろ火にかけて、小半日ばかり
湯煮して、やわらかに煮あげ、それを里芋、牛蒡、焼豆腐と共に旨煮にこしらえて賞味し....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
生ニテモ塩ニ漬ケテモ清水ニ数返洗フベシ其脆ク淡味香佳ナリ酢未醤《スミショウ》或ハ
湯煮ニスレバ却テ硬シテ不可食六七月ノ頃採ルモノ佳ナリ」とある。それから古い書物に....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
入れ、塩と砂糖を加えてよく摺り交ぜ、別に人参と蒟蒻《こんにゃく》あるいは蕪などを
湯煮《ゆで》て漏《こぼ》して醤油と味淋にて味をつけ、柔《やわらか》になるまで煮て....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
黄身にて包みパン粉を付けサラダ油にて揚げるなり。附合《つけあわせ》物には馬鈴薯を
湯煮《ゆで》て裏漉《うらごし》に掛け薯《いも》一斤にバター大匙半分、牛乳大匙二杯....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
でも白い身の物ならばいい。それを腸《はらわた》だけ抜いてまるのまま水へ入れて暫く
湯煮《ゆで》る。先ず大小によって一時間前後位でいい。別に例の通り白ソースを拵える....