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「源義経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

源義経の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
あひとな》り、壁を隔てて互に物語をすれば、其詞相通じ問答自由なるゆゑなり。むかし源義経卿、東へくだりたまひしとき、江田源蔵広成といひし人、御後をしたひ奥へ下らん....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
した。 一体にこの辺は、柳の大樹が多いのです。その謂《いわ》れを聞いてみると、源義経が奥地深く下る時に、笈《おい》に差して来た柳をとって植えたとか、植えなかっ....
風博士」より 著者:坂口安吾
諸君安んぜよ、余の研究は完成し、世界平和に偉大なる貢献を与えたのである。見給え、源義経は成吉思汗となったのである。成吉思汗は欧州を侵略し、西班牙に至ってその消息....
南国太平記」より 著者:直木三十五
がら、池上は、左右の追手へ 「輦台の上での勝負は珍しい。今度は、貴殿のところへ、源義経、八艘飛《はっそうと》び」 と、微笑して、手摺へ、足をかけた。兵頭の輦台....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
して、みずから秀郷朝臣以来九代嫡家相承と称する弓馬の家なりしなり。奥州より出でて源義経に従いし佐藤継信・忠信また秀衡の一族なり。同書文治二年九月二十二日条に、「....
妖怪学」より 著者:井上円了
黄 一休和尚 三碧 役行者 八白 平清盛 八白 源頼朝 六白源義経 四緑 弁慶 三碧 足利尊氏 二黒 平信長 七赤 秀....
迷信解」より 著者:井上円了
て、その怪談が大いに流行したものと見ゆ。そのうちにて世間によく知られている話は、源義経が幼少のころ、鞍馬山に入りて僧正坊と申す天狗に遇い、剣術を授かりたりといえ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を、旗上げの地とえらんだのだ。 神だのみを事とする彼でもないが、篠村は、むかし源義経の所領地であった。またここの八幡宮は、源頼義が参籠して、四方の兇徒を討ち平....
私本太平記」より 著者:吉川英治
兵庫への道を、彼の落ちてゆく残軍は、裏丹波の三草へとった。この道は寿永のむかし、源義経がひよどり越えを突いて出たときの間道である。おそらくは尊氏、直義、敗残の将....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
方には、そちこちに残っております。 武蔵ではまた土呂の神明様の社の脇の大杉が、源義経の御箸であったと申します。義経は蝦夷地へ渡って行く以前に、一度この村を通っ....