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漁法
「漁法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漁法の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
游する褐藻、緑藻の分布、回游魚の習性を根拠とする鯨群の遊弋方向に及び、日本の新旧
漁法をスカンジナビヤ半島の様式に比較し、各種の鯨の肉、骨、臓器、油の用途、価格、....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ようなところへ小魚を丁重に誘いこむという、策略的で芸がこまかい大奥の局が案出した
漁法のようなものであった。所変れば品変るであるが、いかにも松島という大奥の局や女....
「鯛と赤蛸」より 著者:佐藤垢石
うのは大仕掛けの鯛網のことで二、三百年前、紀州の漁師がこの東京湾へ持ちきたって、
漁法を教えたのである。その網の権利が現在上総の湊と竹岡の間にある萩生村に渡ってい....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
《いか》にもこの通りです。川により、場所により、時によって味が違うばかりでなく、
漁法《とりかた》によっても味が違います。網で漁《と》ると魚が煩悶《はんもん》して....
「明石鯛に優る朝鮮の鯛」より 著者:北大路魯山人
。ところが、加賀の海で五、六月のころ、土地でやかましく言う「たい網」という特種の
漁法によるたい漁に遭遇することがある。この網で獲れたものは、明石だいとほとんど同....