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漢陽
「漢陽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漢陽の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或恋愛小説」より 著者:芥川竜之介
風景ですよ。あの唐《とう》の崔※《さいこう》の詩に「晴川歴歴《せいせんれきれき》
漢陽樹《かんようじゅ》 芳草萋萋《ほうそうせいせい》鸚鵡洲《おうむしゅう》」と歌....
「竹青」より 著者:太宰治
て死んでしまうつもりだった。お前は、いったい、どこにいたのだ。」 「あたしは遠い
漢陽に。あなたと別れてからここを立ち退き、いまは漢水の神烏になっているのです。さ....
「運命」より 著者:幸田露伴
う。此歳阿魯台反す。二十年永楽帝、阿魯台を親征す。二十一年建文帝|章台山に登り、
漢陽に遊び、大別山に留まりたもう。 二十二年春、建文帝東行したまい、冬十月|史....
「竹青」より 著者:田中貢太郎
おどろいて起きて、 「此所は何所だね」 と訊いた。女は笑って言った。 「此所は
漢陽ですよ、私の家はあなたの家じゃありませんか、南へ往かないたっていいでしょう」....
「三国志」より 著者:吉川英治
捨てられたが、市人は伝え聞いて、涙を流さぬはなかったという。 襄陽の東四十里、
漢陽の荘麗なる墓所に、故劉表の柩は国葬された。蔡氏の閥族は、劉※を国主として、こ....
「三国志」より 著者:吉川英治
るのを見たら、すぐ喚きかかれ」 と、それへも兵三千をあずけ、さらに、董襲へは、
漢陽から漢川方面に行動させ、また潘璋へも同様三千人を与えて、漢川方面への突撃を命....