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漿果
「漿果〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漿果の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を覓《もと》むる狗頭猴の団体極めて夥しく河に赴き、蔭《かげ》った岸を蔽える灌木の
漿果《しょうか》を食うため滞留す、彼らの挙止を観るは甚だ面白し、まず大きな牡猴が....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
森林は、そこで時に見出される動物を別とすればほとんど食物を与えない。少しばかりの
漿果《しょうか》、やまいも、羊歯《しだ》の根、種々な灌木の花が、植物性食物の目録....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
菜瓜ト為ス、胡瓜、越瓜是レナリ」(漢文)と書いてある。瓜は植物学上果実の分類では
漿果(Berry)であるが、しかしそれは下位子房からなった
漿果で、その中身はもち....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
い》の毛に帰《き》するわけだ。 ミカン類の果実は、植物学上果実の分類からいえば
漿果《しょうか》と称すべきであるが、なお精密にいえば
漿果中《しょうかちゅう》の柑....