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潜水
「潜水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
潜水の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖術」より 著者:泉鏡花
なった。 電車の内はからりとして、水に沈んだ硝子函、車掌と運転手は雨にあたかも
潜水夫の風情に見えて、束の間は塵も留めず、――外の人の混雑は、鯱に追われたような....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
のわが同胞に対し相済まぬと思う意味なり。 ◯久し振りにわが作品放送、子供の時間「
潜水島」の第一夜、つづきは明晩。 五月七日 ◯昨日、焼跡の大下(宇陀児)邸二度....
「海底大陸」より 著者:海野十三
のときであった。偵察機ES一〇一号は荒れ模様の海面に、奇妙な形をした鋼鉄浮標とも
潜水艦ともつかぬものが浮いているのに気がついて、急いで僚機にあいずを送った。 ....
「海底都市」より 著者:海野十三
海水を外へ追出してしまうのです。すると、それだけの海溝が乾あがってわれわれ人間が
潜水服などを着ないで行けるようになります。ねえ、そういうわけでしょう」 「そうい....
「火星探険」より 著者:海野十三
く》空気をつめた槽《そう》から空気を送って呼吸しなければならぬ。それがためには、
潜水服に似たものを着、そして
潜水|兜《かぶと》に似たものを頭に被り、空気|槽《そ....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
島や海底に隠したり、艦船用の燃料|貯蔵槽を方々の海中に沈めたり、重要書類を沢山の
潜水艦に積んで、無人島にある秘密の根拠地に避難させたり、移動用の強力な無線電信局....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
このヨーロッパを出発し、敵軍の間を縫って遂に東洋へ達する旅行なのであろうと思う。
潜水艦で渡るのか、それとも飛行機で飛ぶのか、それとも小さな汽船で行くのか。 い....
「火星兵団」より 著者:海野十三
こむと言っても、どうすればいいのですか」
と、客は不思議がる。
「つまりその、
潜水艦に乗っているのです。陸はいくらぐらぐらしようと、また海上にどんなに波が立と....
「火薬船」より 著者:海野十三
ところが、間もなく伝声管が鳴って、船橋から、たいへんな報告がとどいた。 「船長。
潜水艦がいます。ノーマ号から注意のあったとおり、本船の左舷前方、わずか五百メート....
「怪塔王」より 著者:海野十三
でありました。地中にいてそれで地上がよく見えるという機械でありました。 これは
潜水艦の潜望鏡みたいなもので、光の入口は怪塔の近くにある欅の木の高い梢のうえにあ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
い国だと思う。日本をやっつけるために、われわれはもっともっと空軍を強くし、戦車や
潜水艦をうんと造り、また日本国民の心がぐにゃぐにゃになるような宣伝や、それからだ....
「小春の狐」より 著者:泉鏡花
あの、帯が、ふとかかる時、色鳥とあやまられて、鉄砲で撃たれはしまいか。――今朝も
潜水夫のごときしたたかな扮装して、宿を出た銃猟家を四五人も見たものを。 遠くに....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
上にいました。それから王子に、海のしけのこと、海のそこのふしぎな魚のこと、そこで
潜水夫のみて来ていることなどを、なにくれと話しました。でも、話のなかで、ひいさま....
「罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
目を、最後に一目見た。そして罪人は見えなくなった。 今椅子に掛けている貨物は、
潜水器械というものを身に装った人間に似ていて、頗る人間離れのした恰好の物である。....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
るのである。天意はなかなか人智をもっては測り難いものである。 ルーデンドルフは
潜水艇戦術その他彼の諸計画は皆殲滅戦略に基づくものだと主張している。殲滅戦略、消....