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潜水服
「潜水服〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
潜水服の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
様《さよう》、その冒険というのは外でもない、わしは、今後の事情がそれを許すなら、
潜水服を着て、あの海底地震帯へ下りてみようと思う」 「えっ、海底へ博士が御自身で....
「地中魔」より 著者:海野十三
更け。ここは東京の月島という埋立地の海岸に、太った男が、水のボトボト滴れる大きな
潜水服を両手に抱えて立っていた。 折からの月明に顔を見ると、グリグリ眼の大辻老....
「海底大陸」より 著者:海野十三
おくが、ロロー殿下の姿は、海底超人のようなかっこうをしていない。それはちょうど、
潜水服と潜水かぶとをかぶった人間のような形をしているのであった。ただふつうの人間....
「わが町」より 著者:織田作之助
とわぬ気がして、そして、マニラで死んだという君枝の父親の気持が、ふっと波のように
潜水服に当って来るのだった。 こうして潜っている間にも、祖父さんはよちよち俥を....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
服はきゅうくつだから、ぼくはきらいさ」 空気服というのは、身体のすっぽりはいる
潜水服みたいなもので、あたまに潜水兜《せんすいかぶと》に似たかぶとをかぶる。しか....
「海底都市」より 著者:海野十三
海水を外へ追出してしまうのです。すると、それだけの海溝が乾あがってわれわれ人間が
潜水服などを着ないで行けるようになります。ねえ、そういうわけでしょう」 「そうい....
「火星探険」より 著者:海野十三
く》空気をつめた槽《そう》から空気を送って呼吸しなければならぬ。それがためには、
潜水服に似たものを着、そして潜水|兜《かぶと》に似たものを頭に被り、空気|槽《そ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
は? すると、爆弾の胴中に、ぽこんと四角な穴が明いた。そして、その穴の中から、
潜水服のようなものを着た怪人物が姿をあらわし、爆弾から立ち出でると、のっそりと戦....
「地球要塞」より 著者:海野十三
見たことがない。だから、何といって、これを説明してよいか分らない。――全身を高圧
潜水服と中世紀時代の鎧《よろい》とをつきまぜたようなもので包んでいる。頭のところ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ておく」
と、博士は二人を呼んだ。
二人が博士の側へいってみると、そこには、
潜水服についている潜水かぶとのような形のものが三個、床の上におかれてあった。
「....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
た。それからよろめく足をふみしめて、戸棚をひらいた。そこには、奇妙な形をした深海
潜水服が三つばかりならんでぶらさがっていた。いずれもケレンコ一味がほこるすこぶる....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
宙服の着方をおしえる。まず、実物を見せるがこれが宇宙服だ」 下から、大きな深海
潜水服みたいなものが、さし上げられた。説明役の高級艇員は、それを卓子のうえに抱え....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
働く男の中でも特にアワビ採りの名人だ。三十|米ぐらいの海底なら裸潜水で楽にやる。
潜水服はつとに英国シーベ会社の兜式潜水器が輸入され、日本でも和製のものが明治五年....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
単身「|鷹の城」のなかで過すことにした。 法水は潜望鏡をながめたり、あるいは、
潜水服がいくつとなく吊されている一画を調べたりした。 艙蓋の下の室から機関室に....
「わが町」より 著者:織田作之助
とわぬ気がして、そして、マニラで死んだという君枝の父親の気持が、ふっと波のように
潜水服に当って来るようだった。こうして潜っている間にも、祖父さんはよちよち俥を走....