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潮頭
「潮頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
潮頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
あとだ。私は彼と対決するように睨んでいるうち、なにか悲しくなってしまった。歴史の
潮頭に明滅し去った人間の子すべて“あわれ”の一語につきる。 正成の筆は、軍中状....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
通ったものらしく新らしい足跡がある。振り仰ぐと脚元から起った長大な雪渓は、怒濤の
潮頭が白く砕けてツツーと汀を浸すように岩壁の根を流いながら、三窓の凹所を目掛けて....