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潰える
「潰える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
潰えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
し繰り返し海へ注ぎ落ちる。垣のように水平線をぐるりと取巻いて、立ち騰ってはいつか
潰える雲の峯の、左手に出た形と同じものが、右手に現れたと思うと、元のものはすでに....
「三国志」より 著者:吉川英治
て、冷気骨に徹るものがあった。 「ああ。旌旗なお生気あり。われなくとも、にわかに
潰えることはない」 孔明は諸陣をながめてさも安心したように見えた。そして帰途、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
が、それにしても」 「うしろの敵か」 「さればで」 「なんの一ト反撃くれて、敵の
潰えるそのひまに、順次、南へ下がって行け」 反り合戦というものは、非常な迅速と....