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濁り江
「濁り江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
濁り江の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳥辺山心中」より 著者:岡本綺堂
して泣いた。 半九郎も女の心を哀れに思った。彼も惨《いじ》らしいお染のからだを
濁り江の暗い底に長く沈めて置きたくないので、重代の刀を手放しても、彼女を救いあげ....
「縮図」より 著者:徳田秋声
、彼も読んだことのある一葉という小説家が晩年をそこに過ごし、銘酒屋を題材にして『
濁り江』という抒情的な傑作を書いたのも、それから十年も前の日清戦争の少し後のこと....
「樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
深く作者の同情を得、共鳴のあるものかということであった。最も高く評価されたのは「
濁り江」のお力、「十三夜」のお関、「たけくらべ」のみどりであったが、すべての女主....