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濁乱
「濁乱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
濁乱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
塗《ず》とは、〈不空成就仏、塗香を以て供養す、釈迦穢土に出で、衆生を利益せんと、
濁乱の境界に親近す、故に塗香を以て穢濁を清む、この故に塗香を以て供養するなり〉と....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
その汚濁の気が自ら天の怒りを呼ぶからである。 「仏法やうやく顛倒しければ世間も亦
濁乱せり。仏法は体の如く、世間は影の如し。体曲がれば影斜なり」 それ故に王法を....
「法然行伝」より 著者:中里介山
なければ称することは出来ない。これを仮りに西国への宣旨とする。浄土門の修業は末法
濁乱《まっぽうじょくらん》の時の教えであるから、下根《げこん》下智の輩《やから》....