瀬尻[語句情報] » 瀬尻

「瀬尻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瀬尻の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
白な飛沫をこまやかにちらして、大空を落下してくる。澄白と薄明の対照だ。 滝壺の瀬尻のせせらぎに、ガバと波紋を描いたものがある。それは、虹鱒であろう。かげろうの....
性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
た、枝は川の方へ殆んど水面とすれすれに深く茂り込んでいた。そこは、用水から余った瀬尻が深く水底を穿ってどんよりと蒼蒼しい淵をつくっていた。鮎や石斑魚などを釣る人....