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「火付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

火付の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
って、半七は出がけに八丁堀同心の宅へ顔を出すと、世間がこのごろ物騒がしいに就いて火付盗賊改めが一層厳重になった、その積りで精々御用を勤めろという注意があった。こ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
しこまりました。して、どんな筋でございますかえ」 「ちっとむずかしい。生き物だ」火付けも人殺しも盗賊も生き物には相違ないが、ここで特に生き物という以上、それが鳥....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
。人の嫌がる仕事でも、かまわずさせてもらう。犬殺しもやれば、牛馬の皮剥ぎもやる。火付盗賊の警固でも、罪人の断罪でも、なんでもかまわずやらねばなりません。こんな輩....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
所と改められ、英仏学伝習所が横浜に開かれたのも、その結果だ。小普請組支配の廃止、火付け盗賊改めの廃止、中奥御小姓同御番の廃止、御持筒頭の廃止、御先手御留守番と西....
皿屋敷」より 著者:田中貢太郎
菊が逃げたと思ったので、酷く怒って部下の与力同心を走らせて探さした。主膳はその時火付盗賊改め方をしていたのであった。しかし、お菊の行方は判らなかった。そのうちに....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
として其吟味を済す事なども、世には有とか承る、いとも/\有まじき事なり。また盗賊火付などを吟味する時、覚えなき者も拷問せられて、苦痛の甚しきに得堪へずして、偽り....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
こまでは行きはしねえ。情けねえ話だ。御大老が斬られるわ、あっちでもこっちでも強盗火付け、押し借りゆすり、人殺し辻斬りと、全体末はどうなるのかなあ? 長五 そいつ....