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「火曜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

火曜の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一夕話」より 著者:芥川竜之介
井は昂然《こうぜん》と眉を挙げた。 「あれは先月の幾日だったかな? 何でも月曜か火曜だったがね。久しぶりに和田と顔を合せると、浅草へ行こうというじゃないか? 浅....
二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
《しつおう》な第二の私は、三度《さんど》私の前にその姿を現しました。これは前週の火曜日、即ち二月十三日の午後七時前後の事でございます。私はその時、妻に一切を打明....
まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
りあげた。 ソロモン・グランディ ソロモン・グランディは、 月曜日にうまれて、火曜日に洗礼うけ、 水曜日に嫁とったが、 木曜日には病気になり、 金曜日にずんと....
朱日記」より 著者:泉鏡花
も変な事には、何を狼狽たか、一枚半だけ、罫紙で残して、明日の分を、ここへ、これ(火曜)としたぜ。」 と指す指が、ひッつりのように、びくりとした。 「読本が火の....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
しなかった。(大正12・10「婦人公論」) 十番雑記 昭和十二年八月三十一日、火曜日。午前は陰、午後は晴れて暑い。 虫干しながらの書庫の整理も、連日の秋暑に....
単独行」より 著者:加藤文太郎
上沢、槍平方面の見えるのみ、下山、殺生小屋泊、人の多きことに驚けり。 二十七日(火曜日)雨 雨を冒して九時半殺生小屋出発、大喰岳、中岳等を経て南岳(地図の北穂....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
り違えたのではないかと思われるような五月雨めいた日が幾日もつづいた。その廿三日の火曜日の夜である。きょうは友之助がめずらしく早く帰ったので、お銀は夕飯を食ってか....
家なき子」より 著者:楠山正雄
がさようならを言って、かれの骨折りを感謝すると、こう言った。「エクリップス号は毎火曜日ここから出帆するのだから、覚えておいで」 これはうれしい好意であったが、....
貞操問答」より 著者:菊池寛
の……」 「まあ、うれしい!」 「もと、新興座が分裂しない前に、後援者達で作った火曜会というのが、ございましたでしょう。私、あれに、はいっておりましたの。だから....
光は影を」より 著者:岸田国士
に、呟いて、 「今日は工場は休み?」 そう言いすてゝ、二階へあがり、早速明日の火曜から始めなければならぬ、英語出張個人教授の準備にとりかゝろうとした。 しか....
有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
違えたのではないかと思われるような五月雨めいた日が幾日もつづいた。その二十三日の火曜日の夜である。きょうは友之助がめずらしく早く帰ったので、お銀は夕飯を食ってか....
停車場の少女」より 著者:岡本綺堂
わけでございます。とても日帰りというわけにはいきませんので、先方に二晩泊まって、火曜日の朝帰って来るということでしたが、修学旅行以外にはめったに外泊したことのな....
奇巌城」より 著者:菊池寛
伯爵は、わざわざロンドンから、エルロック・ショルムスを呼んだ。ショルムスは来週の火曜日から来ることになった。ね、君、我々はどうしてもその前にこの謎を解かなければ....
十番雑記」より 著者:岡本綺堂
昭和十二年八月三十一日、火曜日。午前は陰、午後は晴れて暑い。 虫干しながらの書庫の整理も、連日の秋暑に....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
これ豪州の北端なり。検疫および旅行者の調査あり。この辺り小嶼海中に群立す。月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜の六島その主なるものなり。昔時、キャプテン・クックが....