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火色
「火色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
火色の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
レ隠しというものであろうではないか。 翁は志野の釉が意のごとくゆかない、志野の
火色が出ない、黄瀬戸が思うように発色しない。これが成功を見るまでに進めることは一....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
独りそこに残っている主人側の庄田喜左衛門も、いかにも不安そうであった。何となく、
火色の凶い短檠の灯を見つめて、陰々滅々と谺する犬の声をかぞえるように聴き耳をたて....
「銀河まつり」より 著者:吉川英治
してやるんだといって、それはもう、お気の毒なくらい懸命になっております」 「赤の
火色を出すって?」 「……ですから私も、つい、力づけて上げたいと思って」 「その....