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火輪
「火輪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
火輪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「船医の立場」より 著者:菊池寛
た。今日は、その三重の帆を海鳥の翼のごとく広げ、しかもそれでも足りないで、両舷の
火輪《かりん》を回して、やや波立っている大洋を、巨鯨《きょげい》のごとく走ってい....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
ット宗モルモン宗なぞの木偶土像などに近づく時は現当二世の御罰あらたかにして光輪を
火輪となし一家をも魂魂をも焼滅し玉うとかや。あなかしこ穴賢。....
「小鳥の如き我は」より 著者:宮本百合子
枯草のひしめき合うこの高原に次第次第に落ちかかる大
火輪のとどろきはまことにおかすべからざるみ力と威厳をもって居る。 燃えにもえ輝....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
涼しさを送ってきたので、人々はこぞって快よさこのうえなしという。) 熱帯圏中路、
火輪蹴。 (熱帯圏の航路に、双輪の船は浪をけちらして走る。暮れなずむ空の雲の切れ....