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灯火管制
「灯火管制〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
灯火管制の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
いつも総出で参加した。すこし芝居好きのところは、あったにしても、あれほど熱心に、
灯火管制の用意に黒色電灯カバーを作ったり、押入を改造して、防毒室を設けたり、配電....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ら十八時までとなったため、大混雑の由。 風呂屋はガラス張りの部分が大きく、夜の
灯火管制がやれないためだというが、ひとくふうあってほしいものだ。 ◯うちの便所灯....
「恐竜島」より 著者:海野十三
なかった。この一千トンに足りないぼろ船は、団長セキストン伯爵の命令により、完全な
灯火管制《とうかかんせい》をしているのだった。 「まちがいなくここなのかね。ねえ....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
、船橋にいあわせた幹部船員は、おどろいて、一等運転士の方を、ふりむいた。 「すぐ
灯火管制にうつらねばなりませんが、こうだしぬけの警報では、ちょっと時間がかかりま....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
第二の号令をかけた。 探照灯は消された。窓は、黒い布でふさがれた。たちどころに
灯火管制ができあがった。やれやれと思った折しも、船の底にあたって、ごとんと、ぶき....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
管制警報が出ましたよオ」 「皆さん。灯火を洩れないようにして下さアーい」 この
灯火管制がうまく行われているか、いないかによって、敵の航空軍が東京を発見する難易....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
が飛行島へ攻めてきたということが、島内各部へ伝わると、上を下への大騒ぎとなった。
灯火管制班が出動して電灯を次から次と消させてゆくが、なかなかうまくゆかない。 ....
「空襲警報」より 著者:海野十三
「あッはッはッ」 「大いにやるッ。ハッハッハッハッ」 日没とともに、警報班の
灯火管制係の活動は、目に見えて活発になってきた。なかでも鍛冶屋の大将の息子で、い....
「風俗時評」より 著者:豊島与志雄
いる。実際、帝都の有様は平常とさほど変ってはいない。だがそれかといって、徹底的な
灯火管制でもやれというのか。酒や煙草を全廃せよとでもいうのか。全部下駄ばきにでも....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
い出し、これはみんなの加勢を受けるほうがよいと判断して、撮影室を出て行った。毎晩
灯火管制で歩きなれた廊下ではあったが、二、三歩行くと、ぐにゃりとしたものにつまず....