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灸治
「灸治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
灸治の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
であったろう。五十を越しても生娘のように肌を見せるのを嫌がったので、行く先々の鍼
灸治療師が困らせられる事が多かった。同じ治療を受けに来ている患者達の間で浮いた話....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
の日本の地震学者の研究はようやく欧米学界の注意を引きつつある。しかしそれでもまだ
灸治の研究をする医学者の少ないのと同じような特殊の心理から火事の研究をする理学者....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
いつかはまじめに吟味し直してみなければならないと思われるのである。 七
灸治 子供の時分によくお灸《きゅう》をすえると言っておどされたことがある。今の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
もたらした。やがて灸のにおいが行宮の一間から洩れた。後醍醐のお背と三里へ、廉子が
灸治してあげていた。 供御もその夜は格べつな御食が進められ、山のわらびや川魚を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
望にもえた。が、中には天性、平家の一曲も覚えられない者もある。それらの者には鍼、
灸治、按摩、売卜の道など教えて、ともあれ職屋敷の制度下にいれば、何かの生業と保護....