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「点数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

点数の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
徒の一生の運命まで考えていたら、きりの無いところである。毎年懐疑的な教授も今日は点数という極めて合理的な決定法に絶対の信用を置いた。 豹一、赤井、野崎の三人の....
赤外線男」より 著者:海野十三
の、青だの、赤だの、黄だの円が、べた一面に描いてあって、その上に5とか3とかいう点数が記してあった。 「僕やってみましょうか」帆村は気軽に拳銃をとって、覘いを定....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
限りのもので、定期試験にはなんの影響もなく、優等賞も及第も落第もすべて定期試験の点数だけによって定まるのであった。免状授与式の日は勿論であるが、定期試験の当日も....
地獄の使者」より 著者:海野十三
ったと見ている。むしろ妹さん以外の人物へ、新しい嫌疑の眼が向けられ、妹さんの容疑点数はいくらか減ったようにも思われる」 「さあ、その話――今日の調べの話をすっか....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
は更にない。徒らに押入れの狭さを感じるわけである。 先ず一年のうちに四、五枚の点数がそろえば秋の二科へ出すだけの事である。そして仲間うちの者たちのために、いい....
油絵新技法」より 著者:小出楢重
は更にない。徒らに押入れの狭さを感じるわけである。 先ず一年のうちに四、五枚の点数がそろえば秋の二科へ出すだけの事である。そして仲間うちの者たちのために、いい....
血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
その争いは武器を取って雌雄を決する闘争ではなく、暗黙のうちに郷里の評判や、学科の点数や、席次や、社会的地位を争うのだから、そこに不純な名誉心や嫉妬心や猜疑心が介....
次郎物語」より 著者:下村湖人
少しも持合わせない人達ばかりだった。貧しい知識を教室で精一ぱいにしぼり出すこと、点数や処罰で生徒をおどかすこと、この二つの外には、用はないといった顔をしている人....
次郎物語」より 著者:下村湖人
だ名が縦にならんでおり、それに括弧して受持学科名が書いてあった。そして、その右に点数欄と備考欄とがあったが、点数欄には五点というのが一つあるきりで、あとはみな四....
俳優倫理」より 著者:岸田国士
りをした人、みすぼらしい身成りをした人、いろいろなのがある。ところで、その人達に点数をつけることができます。例えば、それを全部俳優と仮想して、これに点数をつけて....
日本の水を濁らすな」より 著者:坂口安吾
本は古橋を二百にまわして千五百にださなかったね。マーシャルは濠州人で、日米競泳の点数に関係しない番外の人物だ。日本の選手はマーシャルに負けてもアメリカに勝てばい....
地上」より 著者:島田清次郎
の出来る方でなかった。席順も下の方であった。しかるに、と彼は考えた。自分は勉強の点数では級で三番だが、級長をつとめているし、運動もかなりやっている。その点は単に....
岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
刊行以来わずかに十余年、未だ千点に達しない。レクラム文庫が三代にわたり一万に近い点数を刊行するに対し、前途なお遼遠といわねばならぬ。幸いに志業ようやくその緒につ....
一日一筆」より 著者:岡本綺堂
ボン先生の和英字書を買ってもらいたい。殊に会話受持のチャペルという教師は、非常に点数の辛い人であるから、会話の成績が悪いとあるいは落第するかも知れぬと実事虚事打....
残された日」より 著者:小川未明
うじきに冬の体みがくるのでした。そろそろ学校では試験が始まりました。算術は平常の点数が試験に関係しますので、みないっしょうけんめいに勉強をいたしました。家の外に....