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為来
「為来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
為来の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
送って行く女衆が多かった。そうして、夜に入ってくたくたになって、家路を戻る。此|
為来りを何時となく、女たちの咄すのを聞いて、姫が、女の行として、この野遊びをする....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
われる。現にこの風習と、一緒にしてしまって居る地方の多い「山ごもり」「野遊び」の
為来りは、大抵娘盛り・女盛りの人々が、中心になっているのである。順礼等と言って、....
「回想録」より 著者:高村光太郎
で御礼奉公を二三年やって廿幾つかで年が明け、それから独立したわけだ。それは当時の
為来りとして決っていたことだ。丁度それが明治の初めに当って徴兵制の敷かれた頃で、....
「一九二五年より一九二七年一月まで」より 著者:宮本百合子
持。 雪の札幌 樹木についた雪、すぐ頭の上まで、積雪で高まった道路の
為来るアカシアの裸の、小さいとげのある枝。家々の煙突。 犬の引く小さい運搬用橇....