無くて七癖[語句情報] » 無くて七癖

「無くて七癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無くて七癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
新聞記者にチョット話した事がある、心理遺伝の中でも極く極く手軽い実例ではあるが、無くて七癖、あって四十八癖という奴は、精神病者と同様に、自分の気持が、自分で自由....
佳日」より 著者:太宰治
るんだろう。大隅君は、うれしい時に限って、不機嫌な顔をする男なんだ。悪い癖だが、無くて七癖というから、まあ大目に見てやるんだね。」まことに師の恩は山よりも高い。....
息を止める男」より 著者:蘭郁二郎
無くて七癖というように誰れでも癖は持っているものだが、水島の癖は又一風変っていた....
名古屋スケッチ」より 著者:小酒井不木
かつたのに、つい筆がすべつて……。尤も、われとわが身を悪くいふ癖も、名古屋人間の無くて七癖の一つかも知れぬ。筆者は典型的の名古屋人なのである。 『花の名古屋の碁....