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無くなる
「無くなる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無くなるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
分すぎるほどなのだが、それだけの才能があるかどうかという事になると判断のしようが
無くなる。もちろんおれに絵のかき方を教えてくれた人もなければ、おれの絵を見てくれ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
達の極限に達するのであります。 戦争発達の極限に達するこの次の決戦戦争で戦争が
無くなるのです。人間の闘争心は無くなりません。闘争心が無くならなくて戦争が無くな....
「遊星植民説」より 著者:海野十三
られると、この上は能力をまず開拓して、それによって次なる新しい慾望を覘う。慾望の
無くなることは無い。科学はオール・マイティーにして、同時にオール・マイティーでは....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
られちまうぞ。悪いことは云わぬ。その辺の、毒瓦斯避難所へ、隠れていたまえ。生命が
無くなるぞ」 「毒瓦斯かネ」印袢纏は、やや悲観の声を出した。「先生、手拭では駄目....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
まいかね。立派に姉さんの顔をして、貢、はい、というようにして御覧。おかしなことは
無くなるに違いないから。そうしてなかよくして、ね、可愛がっておくれ。私も心細いん....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
す……。 斯う言った親子の情愛などと申すものは、いつまで経ってもなかなか消えて
無くなるものではないようで、私は現在でも矢張り父は父としてなつかしく、母は母とし....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
謀叛すれば首が無いぞ。乃公はどうしても訴え出てやる。てめえが県内に引廻されて首の
無くなるのを見てやるから覚えていろ。一家一族皆殺しだ。すぱり、すぱり」 趙家が....
「十年後のラジオ界」より 著者:海野十三
十年|経ったら、ラジオ界はどうなる?」 「しれたことサ。ラジオ界なんてえものは、
無くなるにきまってる。」 「へえ、なくなるかい。――今は随分|流行ってるようだが....
「人造物語」より 著者:海野十三
費用などは、いくらもかかりはしないのである、ここまで申せば、何故に、人間の仕事が
無くなるのであろうか、合点が参られることと存ずる。 * * 戦争....
「新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
なかった。 もう丸一年にもなる。文壇のいつもの例に拠ると、もう此の問題も消えて
無くなる頃である。それでなくとも、民衆には丸で無関心な、若しくはロメン・ロオラン....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
って仕舞ったあの娘が途中で捉まったりし無い保護をしたんですよ。それからあの娘が居
無くなるので、市長始め、みんなどんなに気を落して寂しがることでしょう。で、今夜市....
「一寸怪」より 著者:泉鏡花
なる、主人が役所へ出懸けに机の上へ紙入を置いて、後向に洋服を着ている間に、それが
無くなる、或時は机の上に置いた英和辞典を縦横に絶切って、それにインキで、輪のよう....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
を為さいよ。」と、若い女の声。これはお葉ではなかった。 「だが、雪が降って食物が
無くなると、※が山から里へ出て来ると云うじゃアないか。迂濶酔倒れている処を、攫っ....
「古事記」より 著者:太安万侶
だ。今の時代においてその間違いを正さなかつたら、幾年もたたないうちに、その本旨が
無くなるだろう。これは國家組織の要素であり、天皇の指導の基本である。そこで帝紀を....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
策に過ぎなかった。余りに広く散開しかつ衝突を行なう際に指揮官の手許に充分の兵力が
無くなる危険があったから、秩序が回復するに従い散兵を制限する事を試み、散兵、横隊....