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「無憂華〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無憂華の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
無題抄」より 著者:上村松園
大いなるものゝ力にひかれゆく わが足もとの覚つかなしや 武子夫人の無憂華の中の一首であるが、私は武子夫人を憶い出すごとに、この歌をおもい、あの方の....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
変心配された。そんなことから、日常のことにも気をつけるようになられたのだろう。『無憂華《むゆうげ》』の中の、「父に別れるまで」の一節に、 ――今思うとこんなこ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
であるのか、よく分らないでいることが多いと思う。しかしかの九条武子さんの著書の『無憂華』で世人は大分その無憂華の名を記憶したのだろう。 この無憂花は無憂華とも....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の悪も人間の表裏も知らずに、娘となり、おかみさんとなり、やがては婆さんとなって、無憂華の潔い生涯を結ぶ人かと思ったら、やはり其女にも、そろそろ運命のあらい風が吹....