無熱池[語句情報] » 無熱池

「無熱池〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無熱池の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
、樹草多きに及ぶ、山下竜宮なかれば、樹草少なきに及ぶ〉とあり、水中の竜宮は有名な無熱池を始め河湖泉井までもすこぶる例多く秀郷が往ったのも琵琶湖底にあったのだ。『....
十二支考」より 著者:南方熊楠
びていわく、この事に依り炎旱《えんかん》云々〉」。天長元年旱災の際、弘法大師天竺無熱池の善如竜王をこの池に勧請《かんじょう》して、三日間あまねく天下に雨ふる。そ....
開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
って助けるのに、縋って這うばかりにして、辛うじて頂上へ辿ることが出来た。立処に、無熱池の水は、白き蓮華となって、水盤にふき溢れた。 ――ああ、一口、水がほしい....
良夜」より 著者:饗庭篁村
心地よき、汗に濡れたる単衣をここに始めて乾かしたり。紅蓮の魚の仏手に掏い出されて無熱池に放されたるように我身ながら快よく思われて、造化広大の恩人も木も石も金もと....