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無理数
「無理数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無理数の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球盗難」より 著者:海野十三
一つの世界を誘導することになる。たとえば個々の未知数を解いてみたらば、これが悉く
無理数であって、それでわれわれはその
無理数の形づくる無理世界を想像することを強い....
「木魂」より 著者:夢野久作
、涯てしもなく輝やき並んでいた。形に表わす事の出来ないイマジナリー・ナンバーや、
無理数や、循環少数なぞを数限りなく含んで……。 彼は、彼を取巻く野山のすべてが....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
、奇怪にもあの某国大使館に入ったきり、出ても参らず、館内に生活もして居らずという
無理数的存在なんです。ですからお客さんも、その
無理数の中にお加わりになりませんよ....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
ば心理は裏から始まるのだ、而もどの裏も最初の裏ではあり得ない。丁度零の次の最初の
無理数を掴まえよというようなもので、どこから手をつけていいか判らない。真理はテー....
「脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
た。それにしても『円周率』とは、何を意味しているのであろう、3.14 ……という
無理数であるπは、何んな意志表示なのであろう。 無理――という言葉に、何か意味....
「リズムの構造」より 著者:中井正一
質化の方向をたどるともいえよう。すなわちそれはすでに自然数的な加数ではなくして、
無理数的な切断の無限をも連想せしめる。すなわち、それはロッツェの時間計量 Zei....
「回顧と展望」より 著者:高木貞治
銘ワイヤストラス直伝の数学を講ずるという建前で,函数論の講義はワイヤストラス流の
無理数論から始めるといった遣り方で,これ少々旧い.このような所は,まあ東京でいろ....