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「無産政党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無産政党の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モダン猿蟹合戦」」より 著者:宮本百合子
ジョア・地主は必死の力をしぼって、政府をいろんな形にかえようとして見たり、ダラ幹無産政党を総動員して大衆の鋭い力に対して自分たちの用心棒となるブル反動御用「労働....
昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
ま諷刺画ともなるこの自身の写真を如何なる感想で見られたであろうか。更に、ともかく無産政党に属して一旗あげんとした良人宮崎龍介氏は、それを如何に見たであろうか。 ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
機械的概念であるこの大衆を買い被ることは、甚だ危険なことだ。第一この大衆は、所謂無産政党なるものの新官僚や軍部的色彩所有者との結合を、想像して見ることも知らない....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
いは少なくともその共同戦線であることは云うまでもないことだ。そして次に必要なのは無産政党に於ける戦線統一、或いは少なくとも共同戦線なのである。こうした条件を俟っ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
は、欲すると否とにかかわらず、客観的にはこの形を取る結果におのずからなるだろう。無産政党の単一化の方向も避けがたい大勢となろう。政治上の自由主義の気勢も多少はあ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
る。だが問題は人民戦線という名目や名称にあるのではなく、現下の日本で必要なのは、無産政党の単一化又は徹底的共同戦線の地盤にあるのだ。苟くも無産政党の分裂を招くよ....
学生と教養」より 著者:倉田百三
義運動家時代のカウツキーにさえ『倫理学と唯物史観』の著があるくらいである。ドイツ無産政党の組織者であったラサールには倫理学的エッセイ多く、エンゲルスや、シュモル....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
て、あれほどの大革命を無意味なものにしてしまったのである。ここには明かに共産党や無産政党の頭の悪さがバクロされており、人の与えた稀有なものを有効に摂取するだけの....
選挙漫談」より 著者:黒島伝治
ぱり出して猛烈に攻撃する。 演説会とは、反対派攻撃会である。 そこへ行くと、無産政党の演説会は、たいていどの演説会でも、既成政党を攻撃はするが、その外、自分....
農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
負担のやり場を両肩におッかぶせられて餓死しないのがむしろ不思議な農民の生活、合法無産政党を以て労農提携の問題をごまを突破して真に階級性を持った提携に向って進んで....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
もっていないために、黙認されているからだという説明も可能であろう。ちょうど合法的無産政党が、一般には多少の好奇心もまじって気受けのよいのと同じである。 「一九二....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
農民労働党である。要するに統一政党の中から生れたものであるが、しかしやはり日本の無産政党の陣営の戸籍がある。たとえば、片山哲氏といえば安部先生と共に、すぐ社会民....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
たもので、日本労働総同盟は政治運動への方向転換の宣言を行い、私の属する日農は単一無産政党の結成を提唱した。私たちはこの準備にかけ回ったが、その中途において労働組....
思想議会たるを知れ」より 著者:戸坂潤
い。元来ならば議会では議員側から積極的な法案が続々提出されて然るべきものだ。特に無産政党にとっては各種社会立法の提案に事は欠かない筈である。日本の政府程社会政策....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
に対する下半期の特色である。 林内閣瓦解直前に於ける総選挙の結果が、実質に於て無産政党の大進出となって現われたことを人々は忘れないだろう。勿論ここでも公式表現....