無限軌道[語句情報] »
無限軌道
「無限軌道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無限軌道の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
リカのサハラ沙漠を牽引車で突破し、続いて、ペルシア、中央アジアを経てペキンまで、
無限軌道をうごかしていった大|旅行隊をさえだしている。 さて、その三回目の計画....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
出であり、永久にいつまでたっても、最後の結論に到達することのできないもの、空しき
無限軌道の努力にすぎないように思われる。 しかしこうした懐疑的思索の中でも、自....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
だすとは、常識上考えられませんよ」 「それは御心配には及ばん。飛行甲板は、戦車の
無限軌道式になっていて、猛烈なスピードでもって飛行機の飛びだす方向と逆に動くので....
「呉清源」より 著者:坂口安吾
。それは、もう、勝負するための機械の如き冷たさが全てゞあり、機械の正確さと、又、
無限軌道の無限に進むが如き執念の迫力が全てなのである。彼の勝負にこもる非人間性と....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
り、その中で、調帯を廻転する仕掛になっていた。従って、その装置は、戦車などに使う
無限軌道のように作られていて、奈落から天井を振り仰ぐと、二重に作られている調帯の....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
くり返しくり返し止まるところがなかったのです。今日といえ、この人間苦、人間|愚の
無限軌道は、果てなき思いがしないでもありますまい。 ――古典平家物語は、いわば....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
ことか! 天国行きの列車は教皇を機関手とするカトリック教会のほかにありません。
無限軌道 戸泉さん、あなたはカトリックになりたいけれども、カトリックはあまり規....