無電[語句情報] »
無電
「無電〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無電の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
われた。た、た、たいへんだ! と、そこで汽船の中は上を下への大そうどうとなり、
無電を打ったりして、“大恐龍が熱帯海《ねったいかい》にあらわる。二十世紀の大ふし....
「海底大陸」より 著者:海野十三
ようになった。 高声器が鳴った。 「クイーン・メリー号は、不可解なる原因のため
無電に故障を生じたものと思われます。当局ではただちに、海軍飛行隊に出動を命じまし....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
ついて説明しているらしいが言葉はさっぱり分らない。しかし帆村は、その小型器械が、
無電装置であることに気がついた。 小山嬢は、もう一つの靴の中からも、別の器械を....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
りであります。 地球時間の本日七時五十五分に『宇宙の女王』号は謎の文句をのせた
無電を放送いたしました。その文句は、 『……航行不能におちいった、どこの故障なる....
「恐竜島」より 著者:海野十三
体《したい》も、みんなまっくろな夜空と海にのまれてしまったのである。 SOSの
無電符号《むでんふごう》一つ、うつひまがなかった。だからモンパパ号の遭難《そうな....
「火星探険」より 著者:海野十三
人々と会議を始めた。 それから一時間ほど経った後、艇内に歓呼の声が起った。 「
無電が通じるようになったぞ。地球との
無電連絡がとれるようになったぞ」 えっ、無....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
シカ号は空中分解でもしたんじゃないかと、しんぱいしていたわけです。だから超短波の
無電でちょっとよびだしをかけたんです」 「こっちからのテレビジョンがとまっていま....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
曹長が、成層圏飛行中に行方不明となってしまったのです。しかも非常にふしぎな文句の
無電を私のところへ送って来て、その直後に連絡がぱったり切れてしまったのです。それ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ぬかしてしまった。
モロー彗星が地球に衝突するという放送ニュースは、日本の国際
無電局でもアンテナにとらえることが出来た。
その驚くべきニュースは、事柄が事柄....
「火薬船」より 著者:海野十三
一等運転士の坂谷だった。 「船長。どう決心がつかれましたか」 「ああ、わが艦隊へ
無電を打つことか」 じつは、ノーマ号が火薬船だという報告があったとき、坂谷は、....
「怪塔王」より 著者:海野十三
基地からも、爆撃機六機が勿来関へむけて出かけたと報告がありました」 と、機上の
無電機をあやつっていた小浜兵曹長が伝声管のなかから大尉に知らせて来ました。 「う....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
らす。 「要注意」も、今さら遅いという外ない。 そのとき彼は、ゴンドラの中に、
無電器械がありはしないかと気がついたので、腰をかがめて、あたりをふりかえった。 ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
」 カワカミ――の四字を読んで、長谷部大尉は思わずあっと叫んだ。 消えた
無電 「飛行島の工事は思いのほか早く出来あがることがわかった。多分三週間ののちと....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ぬか」 「はッ、さきほど報告いたしましたとおり、敵機らしきものから打ったあやしい
無電をちょっと感じましたが、その方向をつきとめないうちに、怪電波は消えてしまいま....
「暗号数字」より 著者:海野十三
りだした。 「全く涙の滾れるほど嬉しいことです。私たちは、その暗号の鍵が、やはり
無電にのってくるのかと思ったのですが、そうではない。秘密結社の本部では飽くまでも....