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「無駄遣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無駄遣の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
メフィストフェレス どうもお前さんには実にお気の毒ですよ。 しかし実際無駄遣をしたわけでもありません。 自分でも悪かったと云って後悔していました。 そ....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
々で可愛がられるから、少し宛の貰い物もある、処が小遣や着る物は皆私に預けて少しも無駄遣いはせんで、私の手許に些少は預りもあり、私も永く使った事だから、給金の心得....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
額は親の許にやり、半分は貯蓄して何かの時の用意にすることにしました。手元にあれば無駄遣いをするから、それを師匠に預けることにした。当時はまだ銀行のこともよく分ら....
女客一週間」より 著者:豊島与志雄
ものばかりだ。皆がまずいと云う。彼女は笑っている。女中たちも笑っている。馬鹿げた無駄遣いなのだ。然しそうしたつまらないことが、子供たちを喜ばせ、家の中に一脈の色....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
ほか》のおぼッちゃま方とは違い、親から仕送りなどという洒落《しゃれ》はないから、無駄遣《むだづか》いとては一銭もならず、また為《し》ようとも思わずして、唯《ただ....
破落戸の昇天」より 著者:森鴎外
知らせたくないので、女房をどなり附けた。 「あたりめえよ。銭がありゃあ皆手めえが無駄遣いをしてしまうのだ。ずべら女めが。」 小さい女房はツァウォツキイの顔をじ....