焦げ臭い[語句情報] » 焦げ臭い

「焦げ臭い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

焦げ臭いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
は先刻、この室に這入ると間もなく、吾輩がこの大暖炉の中で焼き棄てた著述の原稿の、焦げ臭いにおいを嗅ぎ付けたに違いないのだ。それからこの遺言書をこの卓子の上で見付....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
それを買って来て焼け火箸《ひばし》で両方の目玉のまん中に穴を明ける。その時に妙な焦げ臭いにおいがする。それから面の両側の穴に元結いの切れを通して面ひもにするので....
源氏物語」より 著者:紫式部
っていたが、きれいな直衣などがすぐまにあわないで見苦しかった。昨夜のは焼け通って焦げ臭いにおいがした。小袖類にもその臭気は移っていたから、妻の嫉妬にあったことを....