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煮沸
「煮沸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
煮沸の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「職工と微笑」より 著者:松永延造
れが或時、三十分たっても帰って来ないんです。※私はその時或る薬を煮ていて、一定の
煮沸時間を知るため、時計に注意していたんですがね。※可笑しいな、と私は考えました....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
es)は、また実に(西暦紀元前約五五〇年)万物は水より成ると言っているのである。
煮沸器内の水を煮詰めてしまうと、あとには水中に溶けていた塩類と、浮遊していた固体....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
塩以外の混合物を取り除いている。彼はまた、これまで大いに論ぜられていた水の選択、
煮沸の程度の問題についても詳述している。彼の説によると、その水、山水を用うるは上....
「フロレンス・ナイチンゲールの生涯」より 著者:宮本百合子
場とは改良され、本国からの積送品を整理するための政府の倉庫ができ、病兵の寝具類は
煮沸器で消毒されるようになった。彼女が病兵にもスープ、葡萄酒、ジェリーなどが必要....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の荷物をあけたら、すっかり鼠が紙をたべていて、せとものはそのままですが、すっかり
煮沸しなくては用に立たずというわけ。疲れたからきょうは行かなくて大よろこび。大体....
「省察」より 著者:デカルトルネ
のではあるまいか。なぜならそれは、溶解しつつある蜜蝋においていっそう大きくなり、
煮沸せられるときにはさらにいっそう大きくなり、そして熱が増されるなら従ってまたい....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
ることもあるのであった。しかしそれは食を乞うためではなかった。彼は生ものを好み、
煮沸したものは好まないらしい。そしてそういう生のままのものなら、何もわざわざ人家....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
詰のケッパーという酸味ある青豆の如きものを二十粒ほど入れて作るなり。 ○脳味噌は
煮沸し湯に塩少しを入れたる物へおよそ五分間漬けて取出し薄皮をむき脳味噌一頭分を六....