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熟ら
「熟ら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熟らの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪しの館」より 著者:国枝史郎
しい。が、その中では真ん中にいる、体付きのきゃしゃな一人の武士が、どうやら一番未
熟らしい。そのくせどうやらその人物が、彼らの仲間での首領らしい。花垣と呼ばれた人....
「黴」より 著者:徳田秋声
なものになってしまった。町の裏に繁っていた森も年々に伐り尽されて、痩せ土には米も
熟らないのであった。唯一の得意先であった足尾の方へ荷物を運ぶ馬も今は何ほども立た....
「源氏物語」より 著者:紫式部
自身は和琴をお弾きになりながら「この殿」などをお歌いあそばされた。新女御の琴は未
熟らしい話もあったのであるが、今では傷のない芸にお手ずからお仕込みになったのであ....