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熱発
「熱発〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熱発の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
十分というわけには行かなかった。そしてそういうことがあってから後も、どうかすると
熱発を感じたが、外科ではあるが、K――博士のくれる粉薬は、ぴったり彼女の性に合っ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ァンティーヌは健康の自由な運動と死の恐るべき衰弱とを同時にきたすあの臓器病特有な
熱発的元気で、寝床の上にひざまずき枕頭《まくらもと》に震える両手をついて、帷《と....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
暮せしが、十九年の十一月頃、ふと風邪《ふうじゃ》に冒《おか》され、漸次《ぜんじ》
熱発《はつねつ》甚《はなは》だしく、さては腸|窒扶斯《チブス》病との診断にて、病....
「決闘」より 著者:神西清
だと聞くと可哀そうにもなり心配にもなったが、今では病気までが嘘のように思われた。
熱発作の終った後のナヂェージダの睡たげな黄色い顔、ものうげな眸とあくび、それから....