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「爆雷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

爆雷の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
「機雷攻撃ぐらいで、あの怪人集団が参るでしょうか」 「機雷じゃないと思うね。水中爆雷でもない。もっと別のものだろう」 「船長は、それが何だと想像されるんですか」....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
下田清二 右は去る五月十日午後四時頃、北米合衆国メーヤアイランド軍港附近に於て、爆雷を受け大破損の後、行方不明となりたる乗組艦と、運命を共にしたるものと信ぜらる....
地球要塞」より 著者:海野十三
ら、気味のわるい振動音が聴えてきた。それは、いけばいくほど激しくなってきた。 「爆雷のようだが……」 私は、透過式《とうかしき》の電子望遠鏡をひきよせて、はる....
不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
たところの海面か、どういうわけか、むくむくと盛りあがってきて、それは恰も、小さい爆雷が海中かなり深いところで爆発したような光景を呈した。しかもそのむくむくは、勘....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
さすがの大汽船も、爆弾を懐中にしまっているようで、気味の悪さったらありません。爆雷を水中へ投げてもよいのですが、下手をやると、爆発した拍子に、日本の潜水艦の胴....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
ガの胴中に穴があきゃしないこと」 「なアに、優秀な航空隊、それに新造の駆逐艦隊に爆雷を積んで、ドンドン海中へ抛げこめばわけはないんだよ。そして現にわれわれは、ハ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
投下される。 駆逐艦は、警戒海面のまわりをぐるぐるまわって、命令があれば直ちに爆雷をなげこむ用意ができている。 攻撃機は、空中からしきりと怪潜水艦の姿をさが....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
情景を、眼に、思い泛べてもらいたい。霧立ち罩めた夜、波たかく騒ぐ海、駆逐艦からは爆雷が投ぜられて、艇中の鋲がふるえる。 しかも、そのまっ暗な、水面下三百|呎の....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
青木大佐は、冷汗をふきながら、自慢している。 「はあ、敵は猛烈に射っています。爆雷の音がだいぶ強くひびいて来ますね。」 航海長の柴田少佐は心配そうだ。 ど....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
らん」 「爆弾の落下音を聞いたかい?」 「いや聞かなかった」 「それじゃ……空中爆雷かしら?」 「とにかく、すごいやつだぜ、こいつは」 そこへ隣の室から久松婦....
三国志」より 著者:吉川英治
一年調練させていた外人部隊とであった。そしてそれらの兵員を五部に編制し、連弩隊、爆雷隊、飛槍隊、天馬隊、土木隊などの機動作戦に当てしむべく充分に訓練をほどこして....
三国志」より 著者:吉川英治
におわれて逃げまわる司馬懿仲達以下、魏軍の馳け狂うところ、たちまち、地を裂いて、爆雷は天に冲し、木という木、草という草、燃え出さないものはなかった。 魏の兵は....